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欧州でベバシズマブの適応拡大、ドセタキセルの併用で進行性乳がんのファーストライン治療に
これまでよりも多くの進行性乳がん患者が、ベバシズマブ(商品名:アバスチン)のベネフィットを受けられることになりそうだ。ベバシズマブは、欧州ではすでに2007年3月にパクリタキセルとの併用で進行性乳がんのファーストライン治療に承認されているが、今回、ドセタキセルとの併用についての適応拡大が欧州連合に承認された。スイスF. Hoffmann-La Roche社が7月29日に発表した。この承認により、医師はベバシズマブを含むレジメンによる治療選択肢を、より多くの患者に提示できるようになる。
ベバシズマブは、血管内皮増殖因子の働きを阻害し、血管新生を抑制することで、がんの増殖を抑える抗体製剤。
ベバシズマブとドセタキセルの併用投与について検討した国際的フェーズ3試験のAVADO試験(BO17708)では、転移性乳がんで化学療法未治療の患者736人を、ドセタキセル100mg/m2との併用で、ベバシズマブ15mg/kgか7.5mg/kg、あるいはプラセボを3週ごとに投与する3群に無作為に分けた。
主要評価項目は、対照群に対し、ベバシズマブを含む治療群の両方またはどちらか一方の無増悪生存期間(PFS)の優位性を証明することで、副次的評価項目は奏効率、奏効期間、全生存率などであった。
最新の解析で得られた結果は下記の通り。
・ベバシズマブとドセタキセルを併用した群では、対照群に比べてPFSが最大で49%増加する。
・ベバシズマブとドセタキセルを併用した群の半数以上は、10カ月を超える期間、がんの増悪なしに生存できた。
・1年生存率は、対照群の76%に対し、ベバシズマブとドセタキセルを併用した群では84%。
・現時点の全生存率のデータでは、治療群間に差はみられていない。
・ベバシズマブを投与した患者の64%に腫瘍の縮小を認めた。
・安全性と忍容性について新たな徴候はなく、ドセタキセルの既知の毒性プロファイルに与えるベバシズマブの影響は、ごく限られたものであった。












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