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新しい超音波装置で腫瘍が効果的に判別


 新しい汎用超音波装置「LOGIQ E9」を用いて、実際の腫瘍患者で効果的に腫瘍の検出ができることが明らかにされた。これは5月22日から24日に都内で開催された日本超音波医学会のランチョンセミナーで、奈良県立医科大学中央内視鏡・超音波部准教授の平井都始子氏によって発表されたもの。

 平井氏は肝細胞がんの症例を提示し、LOGIQ E9が振幅変調法という新しい造影超音波法を採用したことで、体表面の浅い部分から深い部分まで均一で良好な造影効果が得られることを紹介した。また、治療を行ったあとの腫瘍のような高輝度な組織でも血管の描出ができ、治療効果の判別にも利用できることを肝細胞がんの例で示した。次に、通常は浅いところしか測定できない高周波プローブを用いて、胆嚢がん、肝芽腫、肝血管腫を例に、体表から約7cmまで均一で空間分解能の高い画像が得られることを明らかにした。これらのことから、高周波プローブを利用したLOGIQ E9は、乳がんの検査に適しており、実際に検出できることを示した。

 平井氏はLOGIQ E9には、超音波画像と核磁気共鳴断層撮影画像(MRI)やCTの画像と同時画面に表示し、リアルタイムな比較を可能にするボリュームナビゲーションという機能があることを紹介した。印をつけた部位を撮影中に追跡して画面上に表示するGPS機能もあるという。同氏は、実際に血管や肝細胞がん、肝膿胞に応用した例を示した。ボリュームナビゲーションという機能を用いることで、乳がんなどの乳腺疾患の早期診断や複数の病変部の発見に期待できるという。

(横山 勇生)

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2009年5月25日

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