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つらい話を持ち出すことは精神的に非常に酷なことです。例えば、別の治療法や別の医師を勧める必要がある場合。パートナーが自立できないことや、弱ってみえること、あなたの重荷になっていることを気にしながら、その話題に触れたがっていないような場合もあるかもしれません。ここに、つらい話をしなければならない際のヒントをいくつか挙げましょう。
・前もって言うことを練習してみましょう。
・あなたが言わなければならないことを、パートナーは聞きたがらないかもしれないということを心にとどめておきましょう。
・静かな時間を選び、話していいかどうか尋ねましょう。
・話の目的をはっきりさせておきましょう(パートナーに、何故、この話をしたいのか、そして、話すことで何を望んでいるのか。
・心を込めて話しましょう。
・パートナーにも話す時間を与えましょう。よく聴いて、途中でさえぎらないようにしてください。
・一度の話だけでものごとが解決すると思わないで下さい。
・『全て大丈夫よ』といつも言わなければならない訳ではありません。
コミュニケーションの方法として、ただ聞くだけということが最良の場合もあります。じっと話を聞くことが、あなたがその人たちのためにそこにいることを示す、一つの手段である場合もあります。また、そうすることが、あなたにできる一番有益なことかもしれません。そして、パートナーが言いたいことがなんであれ、親身になってあげることが大切です。愛する家族の人生であり、愛する家族自身のがんなのです。人は自らの考えと怖れに対して、それぞれのやり方で、自らの時間をかけて対処せねばなりません。あなたは、家族がそのことについて考える気持ちがあるかどうか、そして別の機会に話す気持ちがあるかどうかを尋ねてみてもいいでしょう。家族は、その話題を他の誰かと相談したいと思っているかもしれません。
自分から話を切り出さない人もいますが、あなたがまず話をはじめたら答えてくれるかもしれません。このように話かけてみてはどうでしょうか?
・『話しにくいことでも、私はいつでもあなたの話をちゃんと聞き、答えるつもりです。』
・『私は、今の治療がどうなっていて、これからどうしたらいいかを話し合ったほうがいいと思うけれど、いつかその話をしませんか?今週でもどう?』
他の介護者にどのように話すかを教えてもらうことが役立つ場合があります。例えば、こんなことを尋ねてみましょう。
・『あなた自身が様々な感情をもてあましているときに、どのようにして他の人の感情を心にとめているのですか?』
・『つらい話題をどのように持ち出しますか。また、その後も、支援を続けるにはどうしたらいいのでしょうか?』
もしあなたが、がんやつらい問題を話しづらいままであるなら、メンタルヘルスの専門家に手伝ってもらいましょう。自分では感じていない問題点を見つけ出してくれるかもしれません。しかし、もしパートナーがあなたと一緒に行きたがらないときは、いつでもあなたは自分だけで予約を取ることができます。メンタルヘルスの専門家と話をすることで、つらい話題の切り出し方についてのアイディアをいくつか見つけたり、またあなたが今感じている他の感情についても相談できるでしょう。
(監修:埼玉医科大学国際医療センター 大西 秀樹)
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