がんナビ
『主人は長い間がんと闘ってきましたが、進行した今、主人も私も、以前とは必要とすることが変わってきているように感じます。新たな問題を受け止めなければならならず、つらいです。』--介護経験者のVera
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大切な人は、がんの進行や再発に苦悩しているかもしれません。医師から、有効な抗がん剤治療はなく、長期間の病状の安定は望めないと言われた人もいれば、本人が抗がん剤治療をやめて悔いのないように人生を生き抜く、生き切ると決めたという人もいるでしょう。
今こそ、新たな決断をすべきときでしょう。治療の方向性を変える必要があるかもしれませんし、もうすでに変えているところかもしれません。こういった決断を促すことは、これまで以上に責任重大だと感じることでしょう。どの選択肢を取るにせよ、悲しみ、怒り、未知のものに対する不安など、さまざまな感情がわいてくるものですし、患者があとどのくらい生きられるのかという問題も避けられません。
こういった諸問題について考えたり話したりすると、まるであきらめてしまうかのように感じるかもしれませんが、そうではありません。望みを捨てるということではないのです。選択肢が多いほうがうまく対応できるため、苦しい状況にどう取り組んでいくのかを知っている方がよいのです。たとえ治療方針が変わっても、大切な友人や家族は、望ましい医療とサポートを受けることができます。
(監修:聖隷三方原病院緩和支持治療科 森田 達也)
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